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2m近くあるボディガードを背中に抱えて教室に向かった。周囲に注目を浴びながら教室に入った。
「誰か…真央を止めて…うがっ」
気絶しているボディガードに潰されそうになりながら言った。
「何処で拾った?その人…」
川崎がそらに問う。そらは視線が泳ぎながら答えた。
「ちょっと得意な空手で…そんな事よりも真央を助けて、川崎っ」
必死になりながら言った。川崎はふっと笑った。
「いいよ、その代わり俺様の言う事聞けや。あとで」
片手でひらひらと手を振ってものすごいスピードで階段を駆け上がって行った。
川崎の心は段々揺れ始めていたのを川崎とそらは知らない
「真央、見つけた。水城が泣き面で待ってるから戻れ」
強く言い放てば真央は渋々教室に戻った。
泣きそうな顔で真央に
「おかえり」
と一言言った。
「ただいま、そら。」
真菜は優しく見守って居た。その後川崎が口を開く。
「言う事聞いてね?」
島田孝道は心配そうにそらを見つめ、そらは青ざめる。川崎の不敵な笑みは止まらなかった。
「何にしようかな?」
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