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「桜祭さ…そらと俺の2人で行きたい。」
「真菜ちゃんと真央ちゃんと孝道の説得は?」
「お前が や る ん だ」
そらは血の気が引いたように拒否をするが約束だと思ったのか納得したようだ。笑いながらそして言った。忘れたかった事を…
「ラブレター読んだ?」
「読んだも何もデカく好きって書いてあるだけじゃねーかよ…」
空色の髪に綺麗な字で【好き】と書かれていた。封筒も空色。空のようだ。空は温かな日差しをくれる。そらのくったくのない笑顔は僕自信に、心に日差しが入るようだった。ドキドキはしない、だけど他の女とは違う感情が沸いてくる。この感情は何?僕の好みは頭が良くて痩せてる美人だ。感情を抑えるのが精一杯だ。
そらはみんなを説得した。孝道だけが舌打ちを小さくした。やっぱりそうなのか?出来れば応援したい。応援してやろう。とりあえず誰が好きなのだろうか。社長令嬢だったら手の打ちようがないが…普通にないだろう。
「じゃ、そゆことなんだ。ごめんね?」
「あたしはパーティあるからどちみち行けなかったし」
(流石社長令嬢…)
「私は家の手伝いあるから…」
(酒屋の娘だな…)
「…」
(許せ!孝道…)
なんやこんやで少し桜祭が楽しみだ。そらも楽しそうだ。ボディガードを背負いながら…
「その内目覚めるからそのへんに置いといて」
無意識にそらを見ていたなんてまだ気付いてなかった
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