桜祭

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とうとうこの日が来てしまいました。桜祭。今日の空は晴天で綺麗な青だった。同じようにそらも眩しいくらい笑顔が輝いて見えた。いつもよりか眩しく感じる笑顔。 「水ヨーヨーやろっ」 嬉しそうにそらは聞いて来る。意識してしまい小銭を落としてしまった。 (いつものように…) 「取れたー空色風船!!」 無邪気な笑顔を振りまいていた。憎めない笑顔… 「何が取れた?」 笑顔に見とれてしまっていて状況把握していなかった為阿呆な言葉を返してしまった。そらはきょとんとしながら言った。 「水風船が取れた」 何事もなかったかのように笑っていた。大事に時間を過ごしているように色んな店を見ていた。又そらは喋った。 「同じ春は2度は来ないから楽しまなきゃ損だよ」 「そうだな…でも来年あるじゃん?」 「…うん、来年ね」 嬉しそうに微笑みを浮かべて言った。いつものあの【笑顔】。今となるとその笑顔が特別のように感じた。今日のそらは変。いつもより笑っていて、いつもより僕の心に日差しを入れてくれるような笑顔を向ける。 今日のそらは変だ
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