天真爛漫に社長令嬢に一般市民

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水城そら。 色素の抜けた髪。髪の長さはバラバラ。家でまるで切ったのかのよう。 特別痩せている訳じゃない。 くったくのない笑みをみんなに向ける。 水城そらが来ると皆ついて行く。皆笑う。 そんな水城そらからのラブレター。 体がダルい。ラブレターを空から受け取ってからだ。皆の視線はラブレター。片手で勢いよく教室のドアを開けた。賑やかな教室は一気にしんとする。 「何の真似だ?」 (聞いて見たが水城そらは笑って答えた。) 「ラブレター」 笑うそらは無邪気で眩しかった。女子がもう2人。社長令嬢と一般市民。水城そらと仲が良いようだ。新学期早々怒鳴った僕だが周りは驚かず 「ほらみろーそらじゃ無理だってーの」 そんな声がチヤホヤと。 一緒に来た孝道も安心したように笑って居た。そして僕らは仲よし5人組になった。僕と社長令嬢の花咲真央(ハナサキマオ)一般市民の神野真菜(カンノマナ)親友の島田孝道。そして水城そら。6人組が良かったがそらが許さなかった。ヤキモチか?と思う。 ―そらは少し淋しそうに笑っていた。 何が起こるか予測不可能なそら。 「桜祭行こうよ」 そらは言う。 「手配しといてあげる」 真央が言った。 (流石社長令嬢…) 「じゃ、じゃんけんで負けた人買い出しで」 真菜が付け加えた後そらが孝道にとんでもない事を吹き込む 「絶対グーね、出さなかったら美少女フィギュア取り上げな」 (カツアゲかァァァ) 素晴らしくアリエナイ高校2年生活が始まる。
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