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最初、真菜や川崎や島田がそらとやたら な か よ く なった気がする。つまらない。そらを取られた気分。さっきまで桜祭の話してたのに…私だけ除外された気分。私は社長令嬢。普通の人とは違うよね？
中学の時真菜が自殺しようとしたみたいに私もやればそらは振り向いてくれる？
―私に花咲真央に…
｢真央何処行くの？｣
そらはいつものようにくったくのない笑顔で聞いてきた。
(うぅ…あの笑顔には…)
｢自動販売機｣
｢そらも行くー｣
結局自動販売機に行くハメに…どう切り出そうか…頭の片隅で考えてジュースを買った。ゴロンと音を立てて落ちてきた。触るだけでひやっとした。
｢そら、私自殺するｩｩｩ｣
言うだけ言って屋上へと走りさった。そらが走って追いかける。そらは足が速かった。友達が逝く前に止めようと必死に走れば速度を増した。
そらの足音がぴたりとやむ。声にならない戸惑いをそらがあげた。
｢っ!?｣
２ｍ近くあるボディガードに両腕を持ち上げられた。
(で、でけー)
｢みんなに助けを求めなきゃって、うがーっ｣
そらの足が空中に浮く。
(早くしないと真央が)
ボディガード(真央の手下らしき人)に両腕を持ち上げられながら足をどうにか地面につけボディガードを引きずりながら教室に向かった
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