中学時代

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 2年生のとき、当時の私には最悪な出来事が起こった。クラスに友達が一人もいなかった。唯一いたのが特殊学級の友達だったが、教室にはほとんど来ないため、教室ではいつも一人だった。グループ行動も出来ず、給食も一人。それを担任が無理矢理グループに私を入れていた。正直嫌だった。  そんな生活にたえられず、私は登校拒否をするようになった。母が担任と学年主任に話して、許可がおりた。なるべく試験には出席するようにしていたが、あとはほとんど家にいた。  そんな中でも、中1から始めていた新しい塾と、続けていたバレエには通った。少しでも勉強が遅れないためと、家に閉じこもらないためだった。塾では同級生がたくさんいたため、なんで学校来ないんだと言われたが、何も言わず聞き流していた。  その頃、バレエでもあまり調子が出ず、「トゥシューズなんか履く資格ない!」とか「辞めちまえ!」等とよく叱られていた。グループの友達の足を引っ張ってしまうばかりで、もう辞めてもいいんじゃないかと考え始めていた。でも私は辞めなかった。今辞めたら負けだと感じたからだ。
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