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入退院の繰り返し。何週間も点滴につながれる毎日。海に行けば、寒さでその日熱を出し入院。友達の家に遊びに行けば、発作を起こし夜中に救急へ行き入院。小さかった私でさえ、自分の体が嫌で仕方なかった。普通に生活したかった。
でも、入院生活も苦ではなかった。工作の時間もあったし、おやつももらえた。看護士が絵本を読んでくれたり、病室に友達もできて楽しかった。当時病室は6人だったことを覚えている。
私が6歳の年長クラスになったとき、たまたま保育園のホールでバレエ教室をやっていて、私も健康のためにと始めることになった。バレエは、今後私の人生の一部になっていく。
劇や友達と遊んだ記憶も多少あるが、私はほとんど入院生活しか記憶がない。それでも、なんとか生活は送っていたんだろう。
そして私は保育園を卒園した。あまり記憶にない。
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