小学時代

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 私は学校があまり好きではなかった。何故なら、小児喘息で休みが多いうえに、いじめにあっていたからだ。でもたいしたこではなく、担当場所の掃除を全てやるように言われたり、先生が見回りにきたら知らせたり(そしたら、みんな一斉に掃除を始める)、友達に渡す手紙を破かれたり・・・まぁそんくらいだった。でも私は嫌で仕方がなく「また入院したい」と、そればかりを考えていた。  その中でも、バレエは私の生き甲斐だった。舞台近くになると、どうしても練習量が増えて体力が持たず入院していた。そのたび私は先生に叱られた。  私は、年に3・4回は入退院を繰り返していたが、徐々に入院期間が短くなっていった。  4年生のとき、私に大親友ができた。しかし、すごい泣き虫でワガママだった。内に遊びに来て、バナナの皮が剥けないからと・・・。私は軽く「自分で剥けるでしょ」と言ったら、泣き出してしまった。また、その子の家でビー玉で遊んでいるとき、うっかり私の投げたビー玉が友達に当たってしまった。でも服をかすったくらいだったのに、友達は泣き出してしまった。
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