小学時代

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 その大親友(?)は、学校ではあまり好かれてはいなかった。私が他の友達と遊んでいるとヤキモチを焼き、仕返しするようにその友達も他の友達と無理矢理遊んだりしていた。また、クラスの女の子に「明日〇〇(消しゴムや鉛筆など)持ってこなかったら、分かってるよね?」等と言って、言われた子はいつも目に涙を浮かべていた。なのに、男の子からポンと肩を叩かれれば、いじめられたと泣き出すような子だった。そんな大親友と、私は高校1年ぐらいまで付き合いを続けていた。  小学校時代、私はもう一人の友達と出会う。その子は知能の遅れている特殊学級の子だった。いきなり教室の机に乗り給食のナイフを投げ付けたり、クラスの男の子の頭を筆箱で殴り、縫う大怪我をさせたりするような子で、保護者からも嫌われていた。でも、何故だか私は嫌わなかった・・・というか、好かれてしまった。  掃除の時間になると、みんなは机や椅子を運ぶが、その子の机だけはみんな運びたがらなかった。  私がその子と付き合うようになってから、だんだんと私までも周りから嫌われていったが、そんなにひどくはなかった。
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