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「どうした?」
「!!なんでもないよっ!」
「少し急げよ」
時計を見ると7時30分を指していました。
私たちの家は学校から少々離れているので45分には出なくてはいけません。
急いで食べて、軽くお化粧をしたらギリギリで間に合いそうです。
「はい、弁当」
「ありがとう」
海堂君のお弁当をお昼に食べれるのを考えると、思わず頬が緩んでしまいました。
「何にやけてんだ、転校初日新学期そうそう遅刻するぞ」
「に、にやけてなんかないもん!」
ぷくっと頬を膨らませて睨んでみるけど、彼はとっくに歩き出しています。
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