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数時間前
「さくらぁ~…さくらぁ~…」
あたしの名前を連呼しながら
オッサンは
あたしのお腹に白濁した生暖かい欲求を吐き出した
鳥肌が立った
今までももちろん
不快感は拭い去れなかったけど
今までのそれとは
まるで違う
不快感どころの騒ぎじゃない。
拒否反応に近かった
ハァハァ言うオッサンの髪の毛を
鷲掴みして
すぐさまあたしの上から引きづりおろしたい衝動を抑えるのに必死だった。
あたしの体に
オッサンの匂いがつく…
早く帰りたいと
あたしの中で全てが叫ぶ
「ペットが寂しがってるから」
なんて言いながら
あたしは素早く布団の中からパンツを探し履くと
オッサンの汗がまとわりついてるのも気にせず
すぐに着替える
ハヤクカエリタイ
オッサンの
『連れ込む様のマンション』から出るとすぐにタクシーを止めた。
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