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「2人とも、どうだ?」
2人は、パソコンで口裂け女の情報を調べていた。
「やっぱり、都市伝説だから確実な情報はないよ」
「そうですね。約30年前に口裂け女の真似をした女性が銃刀法違反で捕まってるくらいしか…」
「事件現場に行くか~」
社長は、ハットを被り部屋をでていく。
竜斗と茜もパソコンを止め、あとに続いて部屋を出た。
事務所を出ようとする社長を竜斗がひき止める。
「俺と茜で行ってくるよ」
社長は驚いた顔をして、竜斗に車のキーを渡した。
「そうか…じゃあ、俺と愛は少しでも口裂け女のこと調べとく」
「頼むよ!!じゃあ、いってくる」
「いってきます」
2人が行こうとすると、社長に呼び止められた。
「竜斗っ!!これ持ってけ」
社長は竜斗にアタッシュケースを差し出した。
開けてみると、銃とナイフ十字架に御札が入っている。
「これは?」
理解出来ずに、社長に聞いくと、社長は説明を始めた。
「銃は弾に塩を詰めたガスガンと水鉄砲、銀のナイフに、御札と十字架だ」
「水鉄砲ってなんで?」
「聖水を入れるんだよ」
「聖水なんてどこにあるん!?」
「水をためて、十字架にまじないを架け、それを貯めた水に付けるんだよ」
竜斗と茜は納得した表情をした。
「なるほどね!!ありがとう」
竜斗は車のキーとアタッシュケースをもって茜と事務所を出て、事件現場に向かった。
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