―第一章―

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文久3年 早朝の京の町を3人の男が歩いている 「ったく…芹沢の野郎また借りやがって…返すこっちの身にもなれ…」 悪態ついているのは壬生浪士組副長、土方歳三である 「土方さん…芹沢先生の押し借りは今に始まったわけじゃないんですからどんなに言っても無駄ですよ!」 土方を宥めているのは壬生浪士組副長助勤、沖田総司である そして沖田の横を無言で歩いているのは壬生浪士組副長助勤、斎藤一である すると斎藤が声を発した 「…あれは何だ?」 _
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