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「諦めろ、あと二年の辛抱だ」
「うー…」
留年しなければ、の話だがな
まぁ綾斗の学力なら留年はないだろうが
…むしろ留年の可能性があるのは…
そう考えていると、教室のドアが勢いよく開いた
「ハァッハァッ…間に合った…?」
「ギリセーフ、危なかったな。皐月(サツキ)」
「…あ、後ろ」
俺が皐月を指差す。
皐月が振り返ると、
「うわっ!!めぐちゃん先生!」
「めぐちゃん言うなって言ってんだろ!早く席着け、麻戸(アサト)!」
皐月が逃げるように席に着く
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