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「おはよ、皐月」
「おはよぅ~、有希~」
疲れたような顔をして
俺の後ろで手を振る皐月
他の奴に言わせたら"可愛い"らしいんだが俺にはいまいち分からん
「今日どうした?遅刻ギリギリなんて珍しい」
「いやぁ…ちょっと、ね…その…」
口を濁す皐月
俺はああ、と理解した
「あの彼氏くん?何だっけ、なつmっ…!」
「そうだけど恥ずかしいからあんまり大きい声では…」
俺の口をバッと塞いだあと
皐月は顔を耳まで真っ赤にして
恥ずかしそうに俯いた
夏目遥斗(ナツメハルト)…だっけか
皐月の恋人
隣のクラスだったはずだが…
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