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とか思ってたら…。
いつの間にか手がスプーンを握ってる。
それでもってコーヒーゼリーを掬おうとしている自分の右手。
「な…何!!?何で!!止めれ!!!」
食いしばっても手は徐々にゼリーを掬い、それを口に持って来ようとする。
「…て…が。何で、勝手にぃ!」
端から見れば片手相手に一人遊びしてる様にしか見えない。
「い…や…ぁ!!!」
口の開いた隙間にするりと入ってくるゼリー。
つるつるで直ぐに喉を通って無くなった。
「食べ…ちゃった…
…ッぅえマジかよ!!!
汚い!!!」
吐き出そうとしてもゼリーの本の一口分なんて吐ける訳もなく。
「……変な物入ってたらどうしよう…
縮んだり大きくなったり……ましてや、首伸びたり…」
頭の中はワンダーランドに飛んで行ってしまった。
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