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あれから30分以上待ったが麻美は帰ってくる気配なし。
俺の体は何の異常もなくてあれだけ大騒ぎしたのが恥ずかしい。
「ふゎあーぁ…ねっむー」
リビングのソファーに体を沈めて、画面の中のお笑い芸人を見ている俺の瞼は次第に重くなってきた。
笑い声も遠退き、馬鹿げた事を言ってる声もまるで子守唄のよう。
ちょっとだけ…。
ご飯もお風呂もまだだけどちょっとだけ、寝ようかな…。
そう思えば早かった。
あっという間に瞼は落ち俺の意識も睡魔と共に堕ちて行った。
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