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《悠SIDE》
時刻は、18時30分。
薄暗い。
サッカーが終わって昇降口に行くところに小さく座り込んだ女がいた。
誰かわかった。
愛瑠…
「何泣いてんだ?」
一瞬こっちをむく。
泣いてる。
愛瑠を泣かせないように守るのは昔から決めてた。
「どーした?悠?」
顔…
見られたくないよな…
俺は無意識に愛瑠を上から抱き締めた。
「わりぃ✋愛瑠が腹痛くてたてないから先かえってて。」
「おぅ😏愛瑠チャン、お大事に///」
『あ…りが…と』
今にも大泣きしそうな声。
「こんなとこで…家帰んぞ。」
『悠クン…たてない。おんぶ。』
「はぁ?ったくもぅ‼ほら。カバン持てよ?」
『うん。』
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