始まり…

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その場所はとても暗かった… その場所が暗いんではない…雰囲気が暗いんだ… その時の男はボロボロだった… いつの間にか働いていた… 親父はいない…、母親は働かず寝てばかり、妹とまだ3歳の弟がいた…生活保護をもらって生活していた…だかそれだけでは食べていけず働いていた… だが男には記憶がなくただただ働いていた…最初の高校も生活できず辞め、精神的にも肉体的にもボロボロになっていた… ただ知りたかった。それだけだった… その当時行く人は恥ずかしいと見られていた場所に足を踏みこんだ… 少年はその扉をあけ椅子に座った…
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