わたあめのような

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その日の放課後に高地くんと一緒に部活見学に行った。 サッカー部の先輩達はとても面白い人ばかりで、とても楽しかった。 マネージャーの人は2人いて、 3年生の伊野尾先輩と2年生の有岡先輩。 2人共、忙しくて大変らしい。 僕も少しなら役に立てるかな。と思い、マネージャーとして入部した。 新入部員は僕を入れて16人。 3年生は6人、2年生は12人。 僕は先輩2人から仕事を教えてもらった。 新入部員が部員全員の名前を早く覚えられるように、部活の最初の30分くらいで自己紹介をしてもらうことになった。 5分くらいすると、部室に1人の子が入ってきた。 山「おくれてすみませんっ!」 八「山田ー大遅刻ーぅ!」 山「すみませんっ。先生に仕事頼まれて…っ。」 薮「まあ、いいから早く荷物置け。」 その人は軽く頭を下げて、荷物をおろした。 僕はその人のことをどこかで見たことがあるな。とポカーンと見ていた。 最後の方に山田先輩というさっききた先輩が自己紹介をした。 その人は2年生の中でも一番上手で、1年生の頃からレギュラーだったらしい。 自己紹介が終わると僕は細かく仕事の説明を受けて早めに終わった。
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