752人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日もまた放課後は部活に行く。
ベンチで練習のノートを書いていると、
グラウンドから部員が歩いてきた。
橋「ごめーん、山田平気?」
山田先輩を引きずってくるのは3年生の橋本先輩。有岡先輩の彼氏。
山「全然大丈夫っす。ちょっと擦りむいただけですし。」
橋「ちゃんと膝を見ろ!少しじゃないだろうが。」
山「大袈裟ですよー。洗ってきますね。」
と橋本先輩はグラウンドへ戻った。
山「知念、タオルある?」
僕の視線は大量に出血している山田先輩の膝。
周りの声が聞こえてなかったみたい。
山「知念ー?」
顔の前で手を振られて気がつく。
知「…あ‥…えっ!?」
山「タオルある?」
知「あ、はいっ。今消毒しますねっ。」
山「いいよ、洗っとけば止まるし。」
とそのままタオルを持って水道に向かった。
知「え…ちょ…‥っ」
名前…始めて読んでもらったかも…。
最初のコメントを投稿しよう!