わたあめのような

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山田side 練習中にはっしーと衝突してチビな俺はそのまま吹っ飛んだ。 マネージャーからタオルをもらって水道に向かった。 蛇口を捻って水で血と砂を洗い流した。 山「…いっ‥てぇ…」 さっきこそは口に出さなかったが、 かなり派手に転んで血も止まらないし、本当のとこかなり痛かった。 早く練習戻らないと。と思ったが血が止まらない。 タオルも赤く染まった。 すると、グラウンドの方から知念が走ってきた。 知「山田先輩、大丈夫ですか!?」 山「あー平気平気。」 とグラウンドに戻ろうと水道の壁に寄りかかっていた体を戻して歩き出すと、怪我した左膝がズキンと痛んだ。 バランスが上手く取れずに体が斜めって、知念に寄りかかってしまった。 俺より小さな知念は少しふらついたが、俺を抱き止めてくれた。 山「っと…ごめん。」 体を離すと知念は真っ赤な顔をして俺の視線とは合わない、全然別の所をぼーっと見ていた。 山「、ごめん…知念、やっぱり処置してくれる?」 と知念に視線を合わせると、目をパチパチさせた。 知「…‥‥あ…はい。」 知念に肩を少し借りながら、俺はグラウンドに戻った。
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