家族

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時計を見ると3時を過ぎていた。 寝返りをうつと、隣の姉の部屋から声が聞こえてきた。 誰かと電話をしているみたいで、笑い声がする。 「そうなんだよね♪…もう超可愛いの~❤ 始めは誘っても駄目だったから、半分無理矢理みたいな❤ 楓にはもったいないもん、私が食べてあげたの❤ 初々しいし、楓の彼氏が来たらすぐに奪ってあげるって決めた!! あ~あ、また来ないかな…」 そこまで聞いて、頭から布団を被った。 姉の本当の性格を知った気がした。 なんか、この家に私の居場所は無い気がした。
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