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「店長ー、居る?
面接の子来たよ!」
手を掴まれたまま、ノックも無しで入る。
「高木ぃ…ノックくらいしろよ
ここで俺がイヤらしい事してたらどうしたつもりだよ!」
見るからに若い店長だった。
「(笑)そしたら俺も参加します!!」
「俺が遠慮する!
お前~、もう新人をナンパしたのか?」
手を掴んでいるのを見て、店長がため息混じりに言った。
「その言い方、ちょっと傷ついた…。
俺、この子の知り合いなんだけど。
ま、偶然だし、本人忘れてるみたいだけどね」
横目で見られ、店長の視線も私に注がれる。
「あ、片桐楓です。
よろしくお願いします」
とりあえず挨拶。
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