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「お待たせ♪」
学校の制服に着替えて来た高木。
「今日だけだからな!」
店長がタバコを消しながら言った。
「了解!
じゃ、またね」
店長に手を振って休憩所から出る。
「お疲れ様~!
俺帰りますんで、後は店長とよろしくねぇ」
カウンターのお姉さんに言った。
「え~~っ!!
帰っちゃうの?」
甘えたような声で言う、落ち込みモードのお姉さん。
「(笑)店長が仲良くしてくれるって。
頑張ってね。
んじゃ、楓ちゃん家に出発!!」
「は?
私の家に行くの?」
「yes!
久しぶりに婆ちゃんに会いたい」
お婆ちゃんを知ってるみたい。
それにびっくり!
「お婆ちゃん、亡くなったよ…去年…。」
その言葉に、高木の表情も曇っていった。
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