笑顔

12/15
前へ
/393ページ
次へ
その後、高木は三人に質問責め。 私は一人、冷えた麦茶を飲んでいた。 「……な?」 高木が私に話しをふるが、聞いていなかった! 「またフリーズしてるし(笑) 好きだね」 「ごめんなさい」 とりあえず謝ってみる。 「俺が休みの時にバイト先で一緒に勉強してるんだよな? 楓ちゃん、頭良いから、教えてもらって…楓ちゃんの勉強の邪魔してるかな…」 厳しい両親だと分かっている為に、私を庇い嘘をついてくれていた。 話しを合わせろという合図か、足を指でつつかれた。 「あ、うん。 復習にもなるし…」 「助かってます。 バイトで勉強出来ないから、分からない所とか教えてもらってて…駄目なら、もうやめます」 しょんぼりして、視線をテーブルに向ける。
/393ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加