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しばしの沈黙が続いた。
そのうちに、見慣れた風景が目に入って来た。
バイト先。
私を抱っこしたまま、階段を登っていく高木。
抱っこしたまま、学校から歩いて来たって、凄い力持ちだよね…
そんな事を考えていると、休憩所に到着。
降ろしてもらう。
うわっ、めちゃくちゃ痛い(汗)
表情を変えないように、頑張ってソファーに座る。
ここで痛がったら、高木がもっと怒りそうだし。
「無理してんのバレバレ!
歩き方がぎこちなさすぎ」
自分の両腕を揉みまながら、言った。
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