60人が本棚に入れています
本棚に追加
「チッ!もう少しだったのに」
高木が立ち上がり、ようやく緊張から脱出した。
心臓が煩いくらいに鳴っている。
「うわ!どうした、その顔!!」
店長が高木を押しどかして近づく。
ガコン
椅子が倒れる音。
「痛ってえ!」
高木の声がして、二人で見ると、椅子と 共に倒れていた。
「(笑)悪い」
「何笑ってんだよ(怒)
アホ店長!」
「誰にやられた?
まさか!珍獣か?」
その言葉に、立ち上がり、
「ふざけんな」
店長の後ろから、仕返しとばかりに、蹴りを入れる高木。
「(笑)やっぱ珍獣だった」
「マジでウザい」
高木がため息混じりに言った。
なんか、二人の掛け合いが微笑ましい。
最初のコメントを投稿しよう!