一回表 怒れば投げるという、あれ

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「はい、この高坂茜もお仲間に入れていただきます!」 先程のアホ毛ピョコピョコ娘、高坂茜も仲間になった。 するとそこへ… 「あー、お前達。」 「か、会長…」 声をかけたのはこの学校の生徒会長、神条紫杏。 お堅いことで有名である。 「なに?何か用?」 リコが尋ねると、 「お前達、野球をやろう、と我が校の女子生徒達に触れ回っているらしいじゃないか。」 「それで?紫杏もしたいの?」 「ちがう!!」 紫杏は急に怒鳴った。 「いいか、仮にも女子なのだぞ。野球など……。」 「野球は絶対男子がやるものなの?」 「………む、それはだな…。」 リコの質問に紫杏は少し戸惑う。 しかし、 「いいから!とりあえず、これからは目を付けていく。わかったな。」 そう言って紫杏は去っていった。 「あの、石川さん。神条さんも誘ってあげたら…。」 「いいですのよ、さら。全く…なんですの、あの態度は。」 冬子も文句をいう。 一方リコは… 「ふーん…」 なにやら悪いことを考えているご様子だった…。
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