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「はい、この高坂茜もお仲間に入れていただきます!」
先程のアホ毛ピョコピョコ娘、高坂茜も仲間になった。
するとそこへ…
「あー、お前達。」
「か、会長…」
声をかけたのはこの学校の生徒会長、神条紫杏。
お堅いことで有名である。
「なに?何か用?」
リコが尋ねると、
「お前達、野球をやろう、と我が校の女子生徒達に触れ回っているらしいじゃないか。」
「それで?紫杏もしたいの?」
「ちがう!!」
紫杏は急に怒鳴った。
「いいか、仮にも女子なのだぞ。野球など……。」
「野球は絶対男子がやるものなの?」
「………む、それはだな…。」
リコの質問に紫杏は少し戸惑う。
しかし、
「いいから!とりあえず、これからは目を付けていく。わかったな。」
そう言って紫杏は去っていった。
「あの、石川さん。神条さんも誘ってあげたら…。」
「いいですのよ、さら。全く…なんですの、あの態度は。」
冬子も文句をいう。
一方リコは…
「ふーん…」
なにやら悪いことを考えているご様子だった…。
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