一回表 怒れば投げるという、あれ

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「ふーん、こんなに集まったのね。」 リコは空き教室に集まった面々。 さら、カズ、朱里、桃井、冬子、茜を見た。 「それで、先生はどうなったの?」 「シルバー先生がしてくれるらしいわ。それよか…私達全員で7人よ。野球は何人でやるものか知ってる?」 「9人でしょ?」 リコはあっさりと答えた。 「じゃあ、残り二人はどうするの?」 「大丈夫よー。もう一人は考えてあるから。」 「? ならいいんだけど…。」 朱里が納得していると… 「……あと一人、私に心当たりがありますわ。」 「本当ですか、雪白さん。」 「ええ、でもやってくれるかどうか…。」 「この際、大歓迎よ。」 「分かりました。声をかけてみますね。」 「じゃあ、先生。お願いします。」 「わかったわ。でも、遅いからまた明日ね。」 それが下校の挨拶となった。
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