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―――お昼休み。
武村さんが作ってくれたお弁当を開くと、私の隣に座った友達が歓声をあげた。
「わ、亜莉子のお弁当、すっごい美味しそう」
その声に、一緒に机を囲んでいた他の二人も私のお弁当を覗き込んだ。
「ホントだぁー、手が込んでるねぇ」
「これ、亜莉子が作ったの?」
「まさかぁ。私がこんなに上手く料理できると思う?」
『思わなぁーい♪』
私の問いに、三人は声を揃えて元気よく答えた。
…うぅ、悪気はないんだろうけど、ちょっと傷つくかも…。
「じゃあこれ作ったのって、亜莉子の新しいお父さんなわけ?」
「そう。武村さん」
「ひゃー。全く、うちの親父にも見習わせたいわ」
「すごいねぇ~武村さん。亜莉子、愛・さ・れ・て・るぅ」
「やめてよ、もう」
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