臓器販売人

一瞬 豹変

『申し訳ありません。
当店では─────』

「ふぅ～ん。口答えするんだ～」
たった一瞬。 一瞬で彼女は豹変した。
はっきり言って、どうしたらいいか解らない。

ただ、いつの間にか降っていた雨の音が響いていた。
「なら、貴方の脳みそ…モラウワヨ？」
ゾクリ…

何を言ったか理解出来なかった。

「クスクスクス…大丈夫よ…痛みなんて 解らないから。」
彼女…、いや、“ソレ”は舌なめずりをしながら、私に近づいてきた。

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