日常っていうものが

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「うん…。わかってるんだけど…。やっぱこうやって特別合格とか滅多にないし…何よりやっぱ歌いたいよ。 いっぱい、いっぱい。」 「…でも。」 心配するよなぁ。そりゃ。 「将来の夢、見つかったみたい。」 「わかったわよ。今日お父さんにも話なさい。それであとから3人でまた話そう。」 これはまだ許してくれてはないなぁ…。 いきなりそういう世界に入るとなるとやっぱキツいよね。 あのあと、お父さんにも話をした。 「ダメだ、それは…。男になる?できるわけないだろ? 最後に悪い者扱いされるのは自分だからな。」 「わかってる。」 「…。」 考え込んでしまった。 ごめんね~。 いきなり、まだ未成年だし。 「将来の夢は?」 会長と同じような質問。 「歌いたい…。曲を届ける仕事をしたい。」 「チャレンジは大事だもんな。 …頑張ってみろ。」 「本当に!?ありがとう!絶対頑張る!!」 「あんた、東神とできちゃいなさいよ!チャンスよ!」 「お母さん何言ってんの(笑)」 「それが目的ならダメだぞ!笑」 「ちょっと~あるけどね。」 「お前~(笑)」 この後はずっとたわいのない話をしていた。 感謝だ!まじ嬉しいよ~…。 なんか安心したら眠くなってきた…。
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