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そして次の日。
学校の授業をつつがなく終えた俺達は昨日の約束通り、某デパートの水着売り場に訪れていた。
ちなみに香菜子さんお勤め先でもある。
毎回思うのだが、何かと用がある度にこのデパートに来ている気がするな。
まあこの田舎で全て揃うといったらこの場所くらいしないのだが、やはり極力香菜子さんには会いたくない。
だってあの人危ないもん。色々と。
まあ今日は不本意ながらも水着を買いに来たんだ。
ランジェリーショップお勤めの香菜子さんとは無縁の場所である。
と、思ったのだが、
「わぁ~。陽ちゃん来てくれたんだぁ。いらっしゃい!!」
香菜子さんが何故かそこにいた。
「あ、香菜子さんこんにちは」
「こんちは!!」
「……きたよ…」
しかも、これまた何故か3人とも知っているご様子である。
「あのー、なんで香菜子さんがここに?」
とりあえず俺は尋ねた。
「んぅ~?毎年夏は私はここにいるけど?」
そういう訳らしい。
「あ、でもココだと合法的に女体を触れるからってのもあるかなぁ!」
「あー…」
超納得。まさかランジェリーショップもこの理由で勤めているのかは疑問ではあるが、今回は問わないでおこう。ていうか『女体』って言い方少しエロいな……。
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