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「これなんてどうでしょう!?日向さんのお好みに合わせてボーダーにしてみたんですけど」
目を輝かせて言う委員長さん。その手には水色のボーダー柄のビキニを持っている。
「え?ちょっと待って。何で俺の好みがボーダーなの?」
「だって頻繁に穿いてるじゃないですか。日向さんの下着ローテーションでは縞パンはエース級ですよね。穿く頻度No.1ですし。凄いですね、縞パン。イチバーン!」
「いやいやいやいや。確かによく穿くような気はするけれども。あれ?待って。何で知ってんの?まさかのストーキング続行中!?というか、何で女子高生がネプチューンマンをご存知で?」
「で、どうですか?これにします?」
「流されてたまるかぁ!!続行中なのかどうか吐いてもらうからな!」
「だって止めろとは言わなかったじゃないですか」
「……言わなくてもわかると思ったんだよ…」
本人にバレたらすぐ止めるよね、普通。
「言わなくてもわかるだなんて調子が良すぎますよ。家族の間でもそうです。いつもこなしている家事がきつく感じてきた。だから誰か家族の人が助けてくれないかなぁ。きっとわかってくれるよね。だって家族なんだから。なんて思っていても、伝わらないことだってあるんです。家族でも言わないと伝わらないこともあるんですよ。わかりましたか?日向さん」
「誰がが家族の意志疎通について意見を述べろと言ったんだよ。そして例えが凄くありがちなことで妙に怖い…」
リアル過ぎだろ…。
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