その代償

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「化喰のバクだと!?そんなふざけた名前!!」 「おーっと、ふざけてなんかいないさ。私はいつだって真面目だよ。それよりキミの能力について話さなければならない」 「ふざけるなっ!僕がこんなことやるわけないだろ!!第一なんだよ!僕は…」 言いきる前にノアは叫んだ 「だーかーら!キミには拒否権は無いんですよ!!だって能力の条件である代価を支払ったのですからね!!」 「代価…だと?」 僕は尋ねた 「そう!!キミの代価は“人間一人を私に捧げる”ことさ!!これは私が決めたのだよ!こうすればキミは絶対協力すると思ったからさ!」 人間一人? まて!! まさか… 「おい、その人間一人って…」 「察しがいいようですね…そう、あなたの大切な人『詩音さん』ですよ!!」
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