その代償

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「そんなふざけた条件あるかよっ!!人間一人って…」 「この研究は私がしてるんですよ?だから能力も条件も私が考えてるんですよ。これでも大変なんですから…。」 ノアは肩を叩きながら難儀そうに言って さらに加えた 「そうそう、キミの能力についての説明がまだでしたね…」 そう言うと ノアは 僕目掛けて手術用のメスを投げてきた 「なっ!!」 驚いた僕は避けようとしたが遅かった 思わず目を瞑ってしまっていたようだが痛みはない 不思議に思い目を恐る恐る開いてみると そこには 僕の目の前数センチのところでメスが浮いていた 「…………。」 驚いた僕は何も言えず その場に座り込んでしまった 「ビックリしたでしょう?これがキミの能力“幻の鎧(ファントムアーマー)”です。まぁ名前は何でもいいんですけどね♪」 ノアは嬉しそうに説明を始めた
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