罪には罰を

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空との勉強会(?)から時が経ち 夏休みの最終日となった そこで 僕と空、詩音、綾音と一緒に夏の思い出作りとして肝試しをすることになった 「なぁ、肝試しって言ったって一体どこでやるって言うんだよぉ?夢人?」 「この前、空が言ってた噂あるだろ?あれを確かめるついでに行ってみないか?」 正直言って僕は あの噂を聞いて以来ずっとあそこが気になっていた 「いいんじゃぁねぇの?お二人さんはどう思うよぉ?研究塔で肝試しは?」 空は反対する様子もなく 女子二人に同意を求めた 「私賛成♪こうゆうの大好き!!」 迷わず賛成したのは詩音だ あいつは怪談とかオカルトとかが大好きだからな 「わ、私は…怖い…でも多数決に従います…」 どうやら綾音はその類が苦手らしい しかし 賛成3人反対1人ということで行くことになった 「じゃぁ、さっさと行くとするかぁ。それとも二人一組になるかぁ?」 「「「賛成!!」」」 今度は満場一致で決まった 空と綾音は僕たちに気を使ってくれたらしい… 組み合わせは 僕・詩音 空・綾音の組み合わせとなった すると詩音は 「そういえばさっき綾音が肝試しを怖いって言ってたよね?なら、私達が先に行って来てあげようか?そうすれば少しマシになるでしょ?」と言い出した 「お前は早く行きたいだけだろぉ?でも綾音の為にもそうしてやってくれぃ」 空は笑いながら言うと 詩音は嬉しそうに 「わかった!!じゃあ行くよ!!夢人♪」 どうやら空の言ってた事はあってたらしい… ルールは簡単 玄関から入って二階の端の部屋の電気を付けてくればいい 空たちは逆に消してくればいいということだ 「さぁ、いきましょ」 「あぁ」 こうして 僕たちは研究塔へと向かった
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