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「ほら!!こっちだ豚野郎!!こんなんで俺を殺せるのか?」
とにかく詩音から注意をそらせるためにグラを挑発しているが正直かなりヒビってる…
本当は僕にはそんな勇気なんてない…
さっきいった台詞だってマンガの受け売りであって何か策があるわけではない
いつまでこんな状態を続けられるのかも分からない
こっちの体力がなくなる前に詩音に出口を探してもらうか奴を倒すしかない…
といいつつ逃げ回っているうちに二階にたどり着いた
僕は肩で息をしていて体力の限界だ…
「あァ?どうした!もっと逃げ回って俺様をタノシマセテくれよなァ!!」
ヤバい…ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!
作戦を思い付く前に追い詰められた…
僕は二階の廊下の端まで追いやられてしまった
もしこのまま突進されたらひとたまりもない…
「どうやら楽しかったオニゴッコは終わりなようダナ!!さァおわりにしようぜ!貴様の死と共になァ!!」
グラはそう叫ぶと同時に
僕のもとへ突進してきた
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