第二話

10/21
463人が本棚に入れています
本棚に追加
/117ページ
「鬼川…先輩。その、案内して下さい!!」 「…別にそのぐらい構わねぇよ」 「えぇ!?」 「頼んどいてその反応はなんなんだてめぇ…!」 「いででで!鼻引っ張んなっ」 (うわー、良かった。こいつの事だから何か借り作って来ると思ったのに…) とりあえず、ひと安心だとほっと息をついた。 …が、それが仇となったのか、二人が歩き出そうとした次の瞬間、雄介は最大の過ちを犯してしまった。 「おい岸尾、トイレ寄るからちょっと待ってろ」 「あ、俺も行く。ちょうど我慢してたし」 .
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!