第一話

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「まぁ、正確には、何か色々手続きとかあって、暫くは女のままって事になる…」 「なんか…凄いな」 「制服もセーラーで届いたし…」 チラリと目線をずらせば、赤いスカーフが目立つセーラー服がきちんとアイロン掛けしてある。 「制服、知り合いに頼んで貰うか?」 そう新次が提案するが、雄介は苦い顔で首を振る。 「いや、制服が男物でも性別が女じゃ直ぐ怪しまれるって」 「なら、休むとか」 「俺に赤点を取れと言ってるようなもんだよ…」 「………」 「…………」 (どんまいだな、雄介) (くそっ…、言うな……) こうして、俺の楽しい学園ライフが始まろうとしていた。 .
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