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ホストの現実なんかこんなもんなんだな…と思う。
華やかで煌びやかな世界だけどな、甘くはねぇ。
歌舞伎町ドリームを夢見てる甘っちょろい考えの奴はどんどん飛んで行った。
根性なしめ。
俺は這い上がる。No.1になってやる。
この店のNo.1なんかじゃない。
こんなちっさいとこで収まってたまるか。
俺は歌舞伎町No.1になるんだ。
本来の夢を忘れ、No.1ホストを目指し始めたのはいつからだったのだろう。
生きるために仕方なく始めたことだったのに。
生きるための手段だったはずなのに。
どうしてなんだろう。
人は変わるものだから?
違う。
ただこの街に染まって流された俺が弱かっただけ。
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