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突然、目が覚めた。時計を見る。
「7時か……」
もう2時間経っていた。不思議なことに夢を全く見なかった。
俺はゆっくりベッドから起き上がり、一階へと向かった。
ダイニングをそおっと覗くと、秋穂さんと田島が親しげに会話をしていた。
俺と居る時とは違う秋穂さんがそこにいた。
昔の思い出話に花を咲かせいるのだろうか?
何なんだろう?この気持ち。経験したこともないこの気持ち。
その原因はすぐに理解した。原因は、嫉妬だ。
今までの俺は恋愛を経験したことが無いため、全くこの気持ちが分からなかった。
しかし、今俺は新たなことに目覚めた。
親しげに話す田島を羨ましいと思う反面、秋穂さんから離れてほしいという思いもあった。
しかし、久しぶりの再会で嬉しい気持ちもよく分かる。
そう思った俺はそっとしておこうとベッドのある部屋に戻った。
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