そして、私は銃を抜く

組織との接点

早速、秋穂さんはキャベツやら挽肉やら必要な材料を冷蔵庫から取り出し、調理を開始した。

はぁ。何で秋穂さんは俺の耳元で囁いたのだろうか？

異常な興奮が胸を熱くさせていた。

秋穂さんと会ってからドキドキさせられっぱなしだ。

と、俺が考えている間に秋穂さんはテキパキと作っていた。

「誠、キャベツをちょっと切ってくれる？」

このやりとり！まさに夫婦って感じだなぁ。

俺はしみじみ思った。おっと、いけないキャベツを切らないと。

俺は料理は結構する方なのでキャベツを食べやすい大きさに切っておいた。

「誠って意外と器用なのね。すご～い」

と言いつつ、キャベツを熱湯に入れ始めた。

秋穂さんがどうしても妻に見えて仕方が無かった。