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一階に降りた。居間へと向かうとそこには、銃器を整備している秋穂さんと田島がいた。
「誠!おはよう~」
秋穂さんは何事もないかのように俺に挨拶してきた。
「秋穂さん、何をしているんですか?」
あまりにも物騒な光景に俺は若干引きつつも秋穂さんに尋ねた。
「見れば分かるでしょ?銃器の掃除だけど」
よく見ると、一旦銃を解体して机の上にある布巾で部品を拭いていたようだった。
「誠さん、銃は定期的に掃除しないと壊れやすくなるんですよ」
田島の豆知識を聞いて俺は少し納得した。
「そ、そうなんですか…。しかし、朝からやることは無いと思いますが…」
俺は突っ込みを一応入れた。
「まあそれもそうね。じゃあ朝御飯作るよ」
秋穂さんは手早く解体した部品を組み立て、元の銃に戻した。
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