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プシュー。
電車の扉が開いた。
皆、一斉に電車に乗り込む。俺は流れに身を任せるように電車に乗り込んだ。
あっという間に電車内は人で溢れかえった。
俺は幸いにも窓際に立つことに成功した。
だが、周りには息が苦しくなるほど人の熱気があった。
呼吸困難になりそうなほど苦しかった。
俺はこんな状況でふと外を見る。
太陽が思いっきり顔をこちらに見せていた。雲一つ無い。
こんな快晴久しぶりに見た。何だかとても気持ちが良かった。
それから中を見ると、音漏れしているイヤホンをつけながらリズムを取る若い男や座って小説を読む中年の男、痴漢を気にしているのか周りを警戒している若い女…。色んな人間がこの電車にいる。
周りの人間は俺を見て何を思い、何を考えているのだろうか。
とても怖くて考えただけでも気分が悪くなる。
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