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泉「ば~か。俺は生きてんの。いつまでも、昔を引きずってるわけにゃいかねーんだよ。
アイツだって、俺がいつまでも独りでいるよりゃ安心するだろうよ。」
確かに泉の言うとおりだ。
泉「まぁ、返事はゆっくりでいいからさ、考えといてくれよ。
あ、でもあんまり待たせ過ぎんなよ?
俺、ジジイになって、その上お前にフラレたらもう嫁の来手なんかなくなっちゃうんだからな。」
泉はそう言って笑った。
泉「それと…さ、実は今日、とってあんだよなぁ…ココ。」
そう言うと、胸ポケットからカードを取り出して美知流に見せる。
このホテルのカードキーだ。
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