好きになって、くれませんか?

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もうすぐ夏休みが終わる。 夏休みが終わったら君に会えるかな。 晃は由美ちゃんからの情報をメールで俺に教えてくれた。 「ミャクアリ」 最初に見た時に意味が分からなかった。 「電報みたく送ってみた。」 意味を聞こうとして電話をしたらこう言われた。 いや、そうでなくて。 様々な事の意味が分からない。 何で電報? メールの意味は? 「由美は脈アリ。としか言って無いんだよ。後はお前に頑張って欲しいんじゃねぇ?」 全面協力してくれる って話はどこ行った!!! 「取り敢えず、薫ちゃんに会いたいのは分かるけど、夏休みが終わるまでは待てよ」 「…そうだよな。うん、待ってみるわ」 結局、 夏休みが終わっても、薫ちゃんからのお誘いは無かったんだけどね。 正直に言うと、 俺、 あの時 もう 諦めてた。 薫ちゃんみたいに可愛い子が、 俺なんかを 好きになってくれるなんて 図々しいにも程がある。 って。 思ってた。 だから 友達のまま この気持ちを あの子に知られない様、 何事も無いかの様に 友達として 側に居よう。 そう思った。 君の側に 友達としてでいいから、 ずっと 居たかった。 それはきっと 想像以上に 辛いだろうけど。 側に居られるだけで。 それだけで。 幸せかな、 って 思ったんだ。
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