まじかよ神様。

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「私のコトはいいよ。高望みして違うってなったらショックだし。 みんなは話無いの?」 あっくんのコトを考えれば緊張してしまい、吐きそうになるから話を変えたかった。 「私的に、奈央子の話聞きたい。」 「私だって美空の話が聞きたいわよ。」 「大した話ないよ…って、思い出した!!」 いきなり美空が大声を上げ、体がビクッととする。 「こんな時に悪いんだけどね、亜音。 亜音にイイお知らせがあります!!」 「なになに!?」 私より先に里子が食いついた。 私と里子だけではなく、みんなも知りたそうだった。 「隣のクラスの長瀬君と仲の良い、三浦亮介(みうらりょうすけ)って知ってる?」 「あー…男バスの次期キャプテン?」 「そうソレ!!」 次期キャプテンをソレ扱いした美空はキラキラと笑顔になった。 「実はソイツが亜音のコト好きらしいよ?」 ソレを聞いた瞬間みんながニヤニヤしだした。 ああもう気持ち悪いな。 「やべ、コレってモテ期じゃね?」 私一人が浮かれていると、凜が私を蹴った。 「いい気になるな。大体一人からモテたからってモテ期?なめんじゃないわよ!!」 「やめてお義姉さま!!嫉妬なんてやめてくださいまし。」 なんて茶番をしていると、番長からラリアットを喰らわされた。 2人いっぺんにだからダブルラリアット。 痛いよ。    
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