まじかよ神様。

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「三浦の写めあるよ。見る?」 美空が携帯を出し、三浦君の写メを見せてくれた。 「義経じゃん。」 私は思わず叫びそうになった。 「大体なんで義経?」 美空以外のみんなもその疑問を抱いていた。 「義経のおばあちゃんが“源義経”の大ファンだからその名前つけられたって言ってた。 しかもバスケ部じゃなくて、スピードスケートしてるって言ってたよ!?」 私がみんなのコトを見渡した。 番長と凛が爆笑していた。 「義経って…!」 お腹を抱えている。 笑いたいのはこっちだよ。 「ソレ、いつ聞いたん?」 「えっと、義経と初めて話した時だから夏休み入る前の日。 番長も凛も居たじゃん!!」 「だからあの時、私と番長はバイトだったからアンタと三浦を置いて帰ったじゃない。」 ああ、そういえばその日はどこも部活をしていなくて、私たち3人はプールに忍び込んで泳ごうって言ったんだ。 わざわざ市内のプールに行くにはお金がかかるし、学校なら無料だからって忍び込んだんだ。 その時に義経とその友達の何人かもプールに忍び込んで私たちは仲良くなった。 その後、番長と凛と義経の男友達は帰って、私たち2人はまだ遊び足りなくて、ゲーセンに行ったり買い物したりして結局夜まで遊んだ。 それから夏休みもよく遊んだりした。 夏休みが明けてからは、クラスも端同士で会うことなんてなかったし、放課後は部活・バイトで遊ぶのも減っていた。 そして2年生になった今一度も会っていない気がする。
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